小さなまちの活性化

仕事で4つの地域の中心市街地活性化基本計画に携わっている。丹波、伊賀、大津、飯田。
2つは認定を受けて万事順調に進み、もちろん肝心な事業の実施にも道筋ができている。


残りの2つの内で伊賀はもうすぐ受理される予定。


丹波は今年中にもらえるのか否か?


丹波は旧中心市街地活性化法のとき(柏原町時代:今は合併して丹波市)からまちづくり会社を立ち上げて進めているので、中心市街地活性化協議会を設立したのは4つの内で一番早く、確か平成18年12月、もう2年前だ。


今回の新しい中心市街地活性化法で認定を受けるポイントはとても簡単。


自治体が大きい事業をまちなかで実施する計画がもともとあるか、もしくは再開発事業などで大きな補助金を使う予定になっているか。もしくは、全国的にもまちづくりとして名が通っているか。


まずそれが無いとかなり困難を極める。丹波にはそれがない。


だから近畿の経産局ではよく言われた。
認定の要らない少子高齢化補助金(今は中小商業活力)を使えば、と。


新しい中心市街地活性化法にも、その基本的な方針の文章にも、自治体が大きな事業をしなさいとも、大きな事業が無いと認定しませんとも、もちろん有名でないととは書いていない。


いまだ認定への道筋の立ってない計画づくりをしている丹波中心市街地は、民間が主導してもともと1万人の人口ながら全国的にも珍しいくらいがんばってきた織田信長末裔の城下町。


その規模の地方の小都市を日本が救えないでどうするのか?
日本は、小さな都市の集合なのだから、それぞれが元気にならないと日本自体が元気にならない。
元気というか、日本ではなくなってしまう。



全国の小さなまちがそれぞれ輝けるように、丹波も自称代表選手として前に進まなければ。



もちろん認定のために仕事をしているのではないので、認定があっても無くてもまちづくりは進めなければならない。


丹波のように小さいまちは、すでに郊外が商業や生活の中心になっている。


まずは、まちなかに人の目が向くような事業を展開しないと。
中心性も求心力もすでにほとんど失っているから。


幸いまちなかに町家や武家屋敷が並んでいるので、それを使って来年には再び新しい魅力ある場所をつくろう。


平成16年の駅前につくったガーデン栢以来ずいぶん時が過ぎてしまった。
こういうことは連続性がないと効果が半減してしまう。

計画づくりに手をとられすぎた。