丹波市・座談会2
丹波市の中心市街地である柏原は、黒豆で有名な丹波・篠山の隣にあります。
篠山には毎年たくさんの観光客が訪れています。
市全体で統計上は300万人(「兵庫県観光客動態調査」参考)。
柏原の観光を考えるとき、常に話題に上るのが篠山です。
座談会でも同じく話題になりました。
同じ丹波として、篠山に学び、上手に連携する方法が必要だという意見。
例えば柏原の食を考えていく。
それも単に柏原だけではなく、丹波市内の農業とつなげていってはどうか。
春日の大納言小豆や最近取り組み始めた鹿肉など。
それに市島を中心とした有機農業の「いちじま丹波太郎」。
篠山は日帰り観光が主ですが、柏原は丹波市観光のハブ拠点となって、
例えば丹波市内の農家での1泊グリーンツーリズムの前に柏原を訪れ、
帰りにちょっと立ち寄って、小さなまちにおしゃれな店が立ち並ぶ雰囲気。
篠山と柏原を比べると、観光地化してない分、訪れた人はほっとする、
癒される、落ち着くという印象を受けるようです。
これまで進めてきたイタリア料理オルモや創作和食の店、ギャラリー、
オーダーメイドの衣料品、こだわりのフラワーショップ、カフェなどは
新しい観光のあり方を考えて進めてきました。
単なる歴史史跡の物見遊山や施設観光ではく、
まちなかを歩いて遊ぶ観光と生活のまち。
柏原には日常と非日常をバランスよく組み合わせて、人を惹きつける
潜在力があると思っています。
観光地として、たくさんの人を集めることができるのは羨ましいかぎりですが、
ちょっと違った観光地があってもよいのではないかと考えたりします。