枚方宿・くらわんか五六市

今日は大阪・枚方で毎月第2日曜日に開催されている
くらわんか五六市の新年会。


去年は参加できませんでしたが、今年はなんとか参加できました。


くらわんか五六市は2年前の3月(2007年3月)からはじまった
手づくり市です。


単なる手づくり市ではなくて、新しい起業家を発掘する仕組みにしています。


枚方宿で仕事をするようになったきっかけは、
平成12年、今から8年前に枚方宿のまちなみ調査に
入ったことでした。


国土交通省の街なみ環境整備事業を適用するための基礎調査で、
当時はとにかくまちなみ形成や地域資源をどうすれば生かすことができるか
ということが主眼でした。


何年か修景事業と環境整備を行ってきましたが、
まちやまちなみがきれいになってもまちの活気が戻ってこない。


そこで、町家情報バンクを立ち上げました。

空いている町家を活用して商売をしてくれる人を探そう!


2005年から検討して、2006年の春に設立し、現在は
宿場町の建物を活用したお店が4件オープンしています。


五六市はそんな中から生まれました。


枚方市は人口41万人の都市です。


大阪や京都のベッドタウンですが、やはり人口が多いだけあって、
枚方宿でなにか商売を始めたい、住んでみたいという人が結構います。


すでに200人程度の方が町家情報バンクに登録されていますが、
なかなか使える建物が無いのも実情です。


そこで、月1回、商売をする機会をつくってはどうか、ということで、
地元の方や情報バンクの登録者が中心となって「くらわんか五六市」は
立ち上がりました。

五六市の中で次の起業家を探していきます。


いつもは通過するだけの人が多いまちに、月1回第2日曜日には多くの人が
枚方宿を目的地として訪れてくれます。


まちに新しい動きをつくることができたと思っています。


たくさんの人の努力と協力によって今日も寒い中開催されました。


起業家の卵はたくさん集まりましたので、次はその方たちが
どうやって枚方宿で起業できるようにするか。


枚方宿のまちづくりも今年新しいステップに進んでいければと
考えています。