アップル

Apple Inc. が好きです。


大学でも仕事を始めたCOMでもパソコンはマックだったということもありますが、
人をわくわくさせる製品やサービス、そのプレゼンテーション、そして何より
CEOのスティーブ・ジョブスが好きです。


ジョブスのスタンフォード大学でのスピーチ(2005年)は、当時
毎日のように聞いていたくらいです。今でもたまに聞きます。


今日もせねばならない仕事があるのにも関わらず、
1月のサンフランシスコ・マックワールドエキスポでのプレゼンテーション、
iTunesで約1時間半、聞き入ってしまいました。ジョブスが出ないにも関わらずです。


そこで魅了されたことは言うまでもありませんが、人をわくわくさせることは、
まちづくりの分野においても重要だとつくづく感じます。


まちづくりの仕事は、関わる人の利害関係が複雑(単なる金銭的なことだけではなく)で
お客様である地域の人のニーズが顕著化していないところに大きな困難とやりがいが
あります。


多くの人がハッピーになるだろう潜在的なニーズを掘り起こして、
表現することの重要性。


この地域はどうしようも無いと嘆く、何してもあかんと言って何もしない
そんな地域の人をどう奮い立ってもらうか。どうわくわくしてもらえるか。


地域の人、一人ひとりには必ず何か可能性やその人の持つ創造性があると信じて、
それをどうやって引き出すか。


それをビジョンと言ってしまうと簡単ですが、現実はそんなに簡単ではない。
まちが良い方向に変わっていくことを実際に示しつつ(動きつつ)、
まち全体の方向性をみんなで共有することが求められます。


マックエキスポを見ながらそんなことを考えていました。


ところでマックが好きな理由ですが、
大学でソニーからの客員教授だった渡さんの影響が大きいです。
ウインドウズ95が発売され、インターネットがまだモデム128kbの時代に、
FreeBSDLinuxを愛して、次はオープンソースの時代が来ると確信していた人。

見た目のかっこ良さと、イノベーションをし続ける組織。センスの良さ。
仕事上仕方なく使っていますが、アンチ・マイクロソフトという気持ち。


スタンフォード大学でのスピーチで、マイクロソフトのことを、
"since Windows just copied the Mac"と言い放つジョブスがカッコイイ。


ビル&メリンダ・ゲイツ財団には平伏しますが・・・・