シンガポールという都市 その2

シンガポールに着いた夜に真っ先に向かったのがチャイナタウン。先に現地入りしていた長町さん・山本さんグループと合流。初っ端から写真のようなところに行ったのでテンションかなりあがりました。高層ビルに囲まれつつも、チャイナタウンの一部は保存されているらしく低層の建物を活用してところ狭しと商店が並びます。ここは一日中歩行者専用で、道路の真ん中に道の両サイドにある飲食店が共通に使えるテーブルが置いてあります。


ストリート系フードコートなわけですが、このシステムが良く考えられているのは食べた後のお皿やテーブルの管理。食べ終わるとちゃちゃーっとおばちゃんがやってきて片付けていきます。ストリートみんなで雇う清掃人がいるわけです。お皿や箸などは店舗ごとに色分けされていて、ちゃんと元の店に戻る仕組みができています。滞在中たくさんのフードコートを見ましたがどこもこのシステムを導入していました。とても合理的。高知のひろめ市場を思い出します。

この場所も観光客向けかなぁと思ったのですが、食べているお客さんを観察していると地元層が多くて、仕事帰りや近くの住民と思われる老いも若きも、男も女も結構遅くまで夕食を楽しんでいました。


そしてまた驚くのがその価格です。1人700円以下でビールも飲んでお腹一杯。シンガポールの外食率は相当高いようですが、それにしても安い。タウンセンターなどでの食材ももちろん安いのですが、この外食低価格によって低所得者層も安心して暮らせるまちになっているような気がしました。