HPの潔さと賢さ


ちょっと前の話ですが、HPがPC部門を見直し、タブレットは販売中止にしました。


あまりの潔さに天晴れです。


今後どのような戦略で業界に打って出るのか分かりませんが、潔く辞めたところに可能性を感じます。


巨大な企業といえどもリソースは限られているのだから、リソースを有効活用するためには、成熟市場からは撤退し、見込みの無いところからは素早く手を引くことで人材や資金を新たな成長分野を創り出すために使うことができます。


こういう事ができる組織は持続的に成長を続けられるんじゃないかと思うわけです。


一方で衰退局面にあっても資源の有効活用ができていないのが商店街とそこで衰退の理由ばかり並べる商店主。


これまでの取り組みが成功していないのだから新しい事に、新しい切り口でリソースを投入する必要があります。


慣性の法則で、成果があまり無いのに継続されている事業や商品とサービスはこの際HPを見習って潔く辞めてみてはどうだろうか。