『発想する会社』

プラダ、アップル、P&Gなどをクライアントに持つ
世界的なデザインファームIDEO(アイディオ)の本です。


イノベーションは見ることから始まる」
「観察し、ブレインストーミングをして、プロトタイプをつくる」


新しい仕事に取り掛かる時、どうしても頭で考えることから始めてしまうのですが、
まずは見ること、観察することが大切であると、改めて教えてくれます。


プレインストーミングはよく社内でしますが、本書を読むと
したつもりになっていることが多いことに気づきます。


ブレストはどの会社でもしていることだと思ってしまいがちですが、
ほとんど有効にそのスキルを使えていないと指摘します。


そして、IDEOではブレインストーミングイノベーションの要だと断言します。


ブレインストーミングを台無しにする6つの落とし穴」

・上司が最初に発言する
・全員に必ず順番がまわってくる
・エキスパート以外立ち入り禁止
・社外で行う
・ばかげたものを否定する
・すべてを書き留める


気をつけましょう。


仕事はチームワークです。
チームワークをいかに上手く機能させて、最高の状態に保つか。

個人プレーで何でもしてしまうのは、中くらいのものはできても
最高のものはできないと思います。


「孤独な天才という神話」「チームは個人に勝る」



プロトタイプの大切さは次の言葉で納得です。

「質のよいプロトタイプは1,000枚の写真と同じ価値がある」