住宅をつくる仕組み2


以前「住宅をつくる仕組み」というタイトルでブログを書きました。


今回はその続きを書こうと思います。


生涯住みたくなる賃貸集合住宅をつくれないか。


問題はたくさんあります。


まず賃貸住宅なので家主が必要です。


一般的には土地所有者が銀行からお金を借りて賃貸住宅をつくるわけですから、
その役割を誰がするのか。


考えられるのは、家主の代わりとなる組織をつくる方法があると思います。
しかも長期に渡って建物を管理することができないといけません。


それから、低価格で提供されることが必要です。


住み手にとって、分譲マンションと同じくらいのランニングコストであれば、
マーケットでの競争力が弱くなります。

超高級賃貸マンションのような市場はあると思いますが、そうではなくて、
一般に受け入れられる住宅でないとここでの話とは違うものになってしまいます。



それと、万が一家賃が払えなくなった場合(世帯主の死亡、高度障害など)や、
収入が減った場合(リストラ、定年退職、年金生活)の保障が必要です。


分譲マンションでは長期の住宅ローンを組んだ場合「団体信用生命保険
というものに加入して、もし仮にローンが払えなくなった場合でも、
生命保険会社が支払ってくれるという仕組みがあります。


生涯住みたくなるには、同じような保障の仕組みが必須です。


などなど、ハードルはかなり高いのですがだからこそ考える価値がある!と
納得しつつ、実現に向けて一歩一歩進めていければと思っています。