Googleと口コミ
先日、ラリー・ペイジがGoogleのCEOになったというニュースを見ながら彼が作った(?)アルゴリズムは口コミみたいだなぁと考えていました。
スタンフォード大学の論文
http://infolab.stanford.edu/~backrub/google.html
ページランク(このページってのはラリー・ペイジをかけてる?)で知られるGoogleのアルゴリズムの基本的な考え方は、口コミの広がり方によく似ています。
口コミが信頼性と信用を通じて広がっていくのと同じように、ページランクも、信用度の高いページからリンクされているページはやはり信用度が高いという真理。
エマニュエル・ローゼンの著書『バズ』の中で、飛行機の管制塔で見られる無数の点と線が光るスクリーンのように、人は人と繋がっている。60億個のそれぞれの点から、いくつもの線が伸びて点と繋がっているのがバズ(口コミ)の広がりを表している、というのがありました。
点から伸びる線の数が他の点よりも多い点をネットワークのハブ(マルコム・グラッドウェルの著書では「メイヴン?」)と表現していて、ハブとハブを繋げる点をコネクターという。
Googleはこのようなバズの広がり方を検索エンジンのアルゴリズムに使ったのでしょう。このシンプルな発想が、時価総額数兆円を稼ぎだす!凄いです。
ネットワークのハブからリンクされているサイトは信頼性が高い。そうなると、ハブとハブを繋げるコネクターの役割もGoogleのアルゴリズムに実装されているのだろうか?
んー、でこれが都市計画やまちづくりと何か関係があるかと言えば、直接的にはないかなぁと思いながら、
you can't connect the dots looking forward; you can only connect them looking backwards.
cited from
http://news.stanford.edu/news/2005/june15/jobs-061505
ということで。