事業の素地づくり

今の長浜があるのは、笹原さんが商店街を毎日のように歩いて、そこに住んでいる方や周辺の方に声がけしてきたことに秘訣があります。


何かあれば相談して下さいねと声をかけ、空きそうな物件の持ち主や管理をしている方とのコミュニケーションを大切にしてきたことで、黒壁の出店や新規参入を支えてきました。


同じように丹波市柏原町でも、活用していきたい建物所有者の方や管理をされている方とのコミュニケーションを大切にしています。


すでに空いている物件では、持ち主の方が丹波の外に出られていて、お正月やお盆、法事にだけ帰省されるという方もあります。


その場合には、隣近所の方から情報を得て、いつに帰ってくるのか、今はどこに住んでいるのかなどの情報収集をしてタイミングがあえばまちづくり柏原がしてきていることを説明して、事業に協力してもらえるようにお話をします。


担当取締役が、なぜまちづくりに取り組んでいるのかを説明して、こちらの誠意と情熱を伝えて理解を得る所からはじまり、次の段階では事業のスキームや条件設定などを含めてひとつひとつ丁寧に説明をします。


このような地道な取り組みを地元のまちづくりリーダーが自らすることで、新しい事業の素地をつくっていくことにつながるわけです。