シンプルなメソッド

5月から本格始動するTHE MARKETですが、今までのまちづくりの仕事を継続する方法を考えています。 ただ、ひとまずTHE MARKETがオープンすれば、その現場に入っていくし、THE MARKET2号店3号店は今年中にオープンしたいこともあり、これまでのように色んな…

THE MARKET

2018年春にオープンする「THE MARKET(ザ・マーケット)」について。 たぶんぼくは、日本で一番テントを立ててそうだし、この名前を使っても誰も文句言わないかなと思うので、新しいプロジェクトの名前を「THE MARKET」にしました。 6月19.21日、11月毎週月…

やっぱり個店支援はまちづくりじゃない

まちづくりにおいて、エリアの期待値を高めるために、そのエリアの魅力を丁寧に発信することはとても重要だと思う。この2年ほど、これまでサルトではしてこなかった個店の魅力を伝える仕事をさせてもらいました。あくまで、エリアの価値を高めるために、個店…

まちづくりのリソース

衰退地を再生するまちづくりに関わって一番違和感があるのが「みんなのために」とか「みんなで一緒に」っていうような掛け声。みんなのために、みんなでする方がいい、というような感じ。もちろん僕自身もまちづくりを仕事にしている人間なので、最終目的は…

都市の兆しを読む

AIA関西で整理しつつある、衰退傾向にある都市を再生するための手法「シンプルなメソッド」は、まちのファンをつくることが基本。将来のまちの価値をつくりだすまちの潜在的なファンはだれなのか。まちのコンテンツを洗い出しながら、コンテンツの切り口を探…

中心市街地活性化・地域商業再生の正当性

中心市街地は、地域の魅力が歴史的に交流し培われてきた場所だったんだと思います。 その地域で暮らすひとはもちろん、事業を営むひとも、その魅力から多くの恩恵を受けてきたエリア。誰もが恩恵を受けることができると社会的に認められているなら、中心市街…

まちのポテンシャルを活かすリノベーション

まちのポテンシャル 有形無形、可視非可視、認識非認識関わらず、そのまちが持っている潜在的な力、簡単に言うと魅力 サルトが建物のリノベーションに関わる時、やっぱりまちとの関係性をしっかりと考えたい。 まちのポテンシャルを活かしたい。 まちに必要…

市民が!という妄想

伊賀市中心市街地活性化基本計画策定の業務をサルトで受けています。 通常、計画づくりだけは請け負わないというスタンスなのですが、伊賀は別格です。サルトでは、自治体に指名願いを出さないことを、独立した時に決めたので。 伊賀では3年前から複数事業を…

そこに、愛はあるのか?

お仕事をさせて頂くまちについて、いつも考えることがあります。 それは、自分がこのまちを本当に好きになれるのかどうか。いま関わっているそれぞれのまちについて、いきいきとその良さを人に伝えられる自分がいること。まちづくりはファンづくりという視点…

人口減少時代 地域商業再生のまちづくり、破壊的イノベーション

中心市街地活性化関連の仕事をし始めた頃に出会った言葉。商圏。 1999年頃なので、24歳、右も左も分からなかったわけですが、なんとなく机上の空論的で違和感のあった言葉。 その頃丹波柏原のまちに住んで、まち会社を立ち上げて、町家再生のイタリア料理店…

個別店舗支援は最優先なのか

前回の良くある話後半。 さて、地域商業再生のまちづくりで、一番乗り越えられないのが、この話だと思います。 「まちづくり?、そんな事より、今の商売の売上を上げてくれ、集客できるもの作ってくれ」 そしてまた、僕らまちづくりを生業にしている人も、な…

観光とまちづくり

地域再生のまちづくりをしていると必ず出てくる2つの事があって、それについて考えてみたいと思います。 1つ目は住民か観光客か? 2つ目は個別店舗支援は最優先なのか? 今回は1つ目。 住民か観光客かっていう不毛な議論。 多分10年以上前に議論に終止符…

新陳代謝とまちづくり

地域商業の再生、衰退地の再生のまちづくりで必須なもの、それは新陳代謝。 新陳代謝が機能する環境づくりをするのが、まちづくり。 じゃあ新陳代謝ってなんなのか? そこには2つの機能がある、ひとつは適応できなかったものが消えていく機能、もうひとつは…

まちづくりってワークショップじゃないよ

昨日京都でトークセッションの機会を頂きました。 http://taiken.onozomi.com/kdc/talk/ そこで話し切れなかったのでこちらで。 まちづくりというとなんとなく、その柔らかい言葉のイメージからか、市民が皆んなでとか、皆んなで理解しつつ、皆んなのチカラ…

商店街活性化の政策、既存店舗の売上を上げることに税金を使うな!

商店街の活性化(地域商業の再生とか衰退地再生と同じようなこととして)で集客イベントやら、最近流行っている恐らく消えていくだろう諸々の取り組みに税金を使うのは違和感がある。もちろんそれを地域にホイホイと薦める人たちにも。 ただ単に既存店舗の売…

中心市街地活性化のプランニングの意味とリソースの考え方

商業地の再生という分野でまちづくりとなると何故かみんな思考回路がまともに働かなくなる。 事業をするという事はどういう事なのか忘れてしまうらしい。 中心市街地活性化におけるプランニングは、はっきりとした目的に加えて、仮説と戦略が必須だ。 プラン…

まちづくりから地域商業を考える、地域商業からまちづくりを考える。違わないだろ?

先日枚方の五六市に視察に来られた方から、「私たちはまちづくりから地域商業(商店街)を考えるのではなくて、商店街からまちづくりを考え」ている的な事を言われたけれど、それって違うのか? そもそも変だなと思うのは、まちづくりって言葉を後に持ってき…

商店街はなぜ滅びるのか、それは内部に根本的な原因がある

中心市街地活性化で、地域商業の衰退の根本原因が車社会の進展とかロードサイド店が増えたとか、そう考えてるうちは問題を解決できない。 お客さんが来ないのは自分の責任じゃないと思っている、又はそんな事も感じていない商売人、空き部屋があるのはよい借…

中心市街地活性化法、地域商店街活性化法 地域経済再生を考える上で既存店舗売上アップの数値目標に意味はあるのか?

ここ最近、中心市街地活性化法と地域商業活性化法において、売上高アップを数値目標にすることが必須となっているようだが、本当にナンセンスだ。そもそも地域商業政策は国がすべき事では無いのだけれど、ナンセンスな理由を示しておきたい。まず地域経済は…

地域の商業政策は国がすべきではない

なんば・戎橋筋商店街アーケードリニューアルコンペで、日米アートムさんとのコラボで提案した案が採用されました。 戎橋筋商店街といえば、日本一古いといっても良い商業集積です。光栄です、選んで頂いた理事や審査員のみなさんに本当に感謝します。ありが…

市のススメ

2010年8月に自分で書き留めてたのが見つかったので掲載。 都市の起源を遡ると市(マーケット)が重要な役割を果たしていたと思われる。 地域経済の活性化を目的としたイベントは数多くあるけれど、そのイベントが地域経済をどのように変革していくのかとい…

中心市街地活性化の肝=エリアマネジメント(タウンマネジメント)

エリアマネジメント(タウンマネジメント)が大切だということは、中心市街地活性化ではよく言われていること。 しかし、日本の地方都市で神戸新開地以外に、戦略に基づいたエリアマネジメントができていた地域が日本にあるのだろうか?タウンマネージャなんて…

中心市街地活性化法で本当に活性化したまちはあるのか。

丹波、大津、伊賀、飯田市の基本計画策定に関わりましたが、基本計画づくりで一番感じたのは、地域の実情を無視した国の認定のあり方。だから自治体担当者も途中で議論を投げだしてしまう。認定の目的は、活性化の戦略を組み立てることから、補助金や交付金…

HPの潔さと賢さ

ちょっと前の話ですが、HPがPC部門を見直し、タブレットは販売中止にしました。 あまりの潔さに天晴れです。 今後どのような戦略で業界に打って出るのか分かりませんが、潔く辞めたところに可能性を感じます。 巨大な企業といえどもリソースは限られてい…

札幌

札幌に行ってきました。 人生初の北海道なのに日帰りで予定していたのですが、なんと一泊した方が安いとういことを教えてもらい一泊二日。1日目は古田氏ファミリーと一緒。 目当てはふつう〜の古い高層マンションをリノベーションして、ものづくり、こだわ…

いつ休むかは自分で決める

さて世の中ゴールデンウィークです。 サルトコは通常営業にて仕事してます。 だってGWは人が多すぎる。どこに行くにも高すぎる。 絶対分散で休みをとるべきだと思う。 だからサルトコはGWには休みません。 古い時代のみんなで一緒に休もう的な束縛もなん…

伊賀 上野商工会議所の10年ビジョン

会議所の存在意義を問うてみる。 伊賀市の上野商工会議所で会議所の今後10年間のビジョンを作成するということで、まとめ役の方からワーキングに参加して欲しいとの依頼を受けたので快く受けたのだけれども、覚悟できないならば一緒に考えても仕方ないかな。…

都市と農村と分業

都市と農村の違いは何か。 都市では分業によって物事が洗練されていく。 農村は自給自足的な生活で分業が起こりにくい。 人口密度的にも。 農村で自給自足的な生活に憧れるのは、都市での分業による 洗練に飽きてきた、洗練が陳腐になってきた、洗練が無個性…

はな

今日は娘の命日です。 あれから8年。これまでも、これからもありがとう。そして佐恵ちゃんにありがとう。

Googleと口コミ

先日、ラリー・ペイジがGoogleのCEOになったというニュースを見ながら彼が作った(?)アルゴリズムは口コミみたいだなぁと考えていました。 スタンフォード大学の論文 http://infolab.stanford.edu/~backrub/google.html ページランク(このページってのは…