2013-01-01から1年間の記事一覧

中心市街地活性化・地域商業再生の正当性

中心市街地は、地域の魅力が歴史的に交流し培われてきた場所だったんだと思います。 その地域で暮らすひとはもちろん、事業を営むひとも、その魅力から多くの恩恵を受けてきたエリア。誰もが恩恵を受けることができると社会的に認められているなら、中心市街…

まちのポテンシャルを活かすリノベーション

まちのポテンシャル 有形無形、可視非可視、認識非認識関わらず、そのまちが持っている潜在的な力、簡単に言うと魅力 サルトが建物のリノベーションに関わる時、やっぱりまちとの関係性をしっかりと考えたい。 まちのポテンシャルを活かしたい。 まちに必要…

市民が!という妄想

伊賀市中心市街地活性化基本計画策定の業務をサルトで受けています。 通常、計画づくりだけは請け負わないというスタンスなのですが、伊賀は別格です。サルトでは、自治体に指名願いを出さないことを、独立した時に決めたので。 伊賀では3年前から複数事業を…

そこに、愛はあるのか?

お仕事をさせて頂くまちについて、いつも考えることがあります。 それは、自分がこのまちを本当に好きになれるのかどうか。いま関わっているそれぞれのまちについて、いきいきとその良さを人に伝えられる自分がいること。まちづくりはファンづくりという視点…

人口減少時代 地域商業再生のまちづくり、破壊的イノベーション

中心市街地活性化関連の仕事をし始めた頃に出会った言葉。商圏。 1999年頃なので、24歳、右も左も分からなかったわけですが、なんとなく机上の空論的で違和感のあった言葉。 その頃丹波柏原のまちに住んで、まち会社を立ち上げて、町家再生のイタリア料理店…

個別店舗支援は最優先なのか

前回の良くある話後半。 さて、地域商業再生のまちづくりで、一番乗り越えられないのが、この話だと思います。 「まちづくり?、そんな事より、今の商売の売上を上げてくれ、集客できるもの作ってくれ」 そしてまた、僕らまちづくりを生業にしている人も、な…

観光とまちづくり

地域再生のまちづくりをしていると必ず出てくる2つの事があって、それについて考えてみたいと思います。 1つ目は住民か観光客か? 2つ目は個別店舗支援は最優先なのか? 今回は1つ目。 住民か観光客かっていう不毛な議論。 多分10年以上前に議論に終止符…

新陳代謝とまちづくり

地域商業の再生、衰退地の再生のまちづくりで必須なもの、それは新陳代謝。 新陳代謝が機能する環境づくりをするのが、まちづくり。 じゃあ新陳代謝ってなんなのか? そこには2つの機能がある、ひとつは適応できなかったものが消えていく機能、もうひとつは…

まちづくりってワークショップじゃないよ

昨日京都でトークセッションの機会を頂きました。 http://taiken.onozomi.com/kdc/talk/ そこで話し切れなかったのでこちらで。 まちづくりというとなんとなく、その柔らかい言葉のイメージからか、市民が皆んなでとか、皆んなで理解しつつ、皆んなのチカラ…

商店街活性化の政策、既存店舗の売上を上げることに税金を使うな!

商店街の活性化(地域商業の再生とか衰退地再生と同じようなこととして)で集客イベントやら、最近流行っている恐らく消えていくだろう諸々の取り組みに税金を使うのは違和感がある。もちろんそれを地域にホイホイと薦める人たちにも。 ただ単に既存店舗の売…