2012-01-01から1年間の記事一覧

中心市街地活性化のプランニングの意味とリソースの考え方

商業地の再生という分野でまちづくりとなると何故かみんな思考回路がまともに働かなくなる。 事業をするという事はどういう事なのか忘れてしまうらしい。 中心市街地活性化におけるプランニングは、はっきりとした目的に加えて、仮説と戦略が必須だ。 プラン…

まちづくりから地域商業を考える、地域商業からまちづくりを考える。違わないだろ?

先日枚方の五六市に視察に来られた方から、「私たちはまちづくりから地域商業(商店街)を考えるのではなくて、商店街からまちづくりを考え」ている的な事を言われたけれど、それって違うのか? そもそも変だなと思うのは、まちづくりって言葉を後に持ってき…

商店街はなぜ滅びるのか、それは内部に根本的な原因がある

中心市街地活性化で、地域商業の衰退の根本原因が車社会の進展とかロードサイド店が増えたとか、そう考えてるうちは問題を解決できない。 お客さんが来ないのは自分の責任じゃないと思っている、又はそんな事も感じていない商売人、空き部屋があるのはよい借…

中心市街地活性化法、地域商店街活性化法 地域経済再生を考える上で既存店舗売上アップの数値目標に意味はあるのか?

ここ最近、中心市街地活性化法と地域商業活性化法において、売上高アップを数値目標にすることが必須となっているようだが、本当にナンセンスだ。そもそも地域商業政策は国がすべき事では無いのだけれど、ナンセンスな理由を示しておきたい。まず地域経済は…

地域の商業政策は国がすべきではない

なんば・戎橋筋商店街アーケードリニューアルコンペで、日米アートムさんとのコラボで提案した案が採用されました。 戎橋筋商店街といえば、日本一古いといっても良い商業集積です。光栄です、選んで頂いた理事や審査員のみなさんに本当に感謝します。ありが…

市のススメ

2010年8月に自分で書き留めてたのが見つかったので掲載。 都市の起源を遡ると市(マーケット)が重要な役割を果たしていたと思われる。 地域経済の活性化を目的としたイベントは数多くあるけれど、そのイベントが地域経済をどのように変革していくのかとい…

中心市街地活性化の肝=エリアマネジメント(タウンマネジメント)

エリアマネジメント(タウンマネジメント)が大切だということは、中心市街地活性化ではよく言われていること。 しかし、日本の地方都市で神戸新開地以外に、戦略に基づいたエリアマネジメントができていた地域が日本にあるのだろうか?タウンマネージャなんて…

中心市街地活性化法で本当に活性化したまちはあるのか。

丹波、大津、伊賀、飯田市の基本計画策定に関わりましたが、基本計画づくりで一番感じたのは、地域の実情を無視した国の認定のあり方。だから自治体担当者も途中で議論を投げだしてしまう。認定の目的は、活性化の戦略を組み立てることから、補助金や交付金…