都市計画家の仕事

都市環境デザイン会議関西ブロックが1999年に行った
「新アテネ憲章」のセミナー記録から抜粋。


1986年と1988年にヨーロッパ都市計画家評議会(ECTP)では
「都市計画家の仕事」を定義しました。


 自営、請負、俸給を受けているか、あるいは独立しているか雇用されているか、
実施に携わっているか調査をしているか、公共セクターか民間セクターかにかかわらず、
都市計画家は、基本的に、次のような仕事に全体的あるいは部分的にあたる。


・地域社会における現在そして将来のニーズを明確にし、
行動の機会、影響、制限そして関わり合いに市民の注意を引きつける。
・調査からのガイダンスに配慮し、口火を切るため、規制するため、
順応させるため、改変を可能にしそして実行するため政策や計画を提案する。
・開発のための政策や計画の空間的なコンセプトをデザインする。
・これらの政策や計画の実現にむけて協議する。
・変化するニーズや機会にしたがって、これらの政策や計画を、
継続的に導き、制御し、実行する。
・調査の模範を示し、訓練の仕組みを保証する。


アテネ憲章は、ル・コルビュジェの「輝く都市」をベースに
1933年、近代建築国際会議(CIAM)で採択されたものです。


それから時を経て、1998年にヨーロッパ都市計画家評議会が
採択したのが「新アテネ憲章」です。


少し分かりづらい訳なので、ぜひ原文が欲しいのですが、
どこかで手に入るかな。