滋賀県びわ町

先日滋賀県の旧びわ町に行ってきました。


びわ町は平成18年2月13日の合併により、今は長浜市です。
町名は残っていませんが、商工会組織は「びわ商工会」として残っています。


滋賀県は、ある意味合併優等生で琵琶湖の西側は大津市高島市しか無く、
湖北(1市6町)も来年1月に合併し、新長浜市となります。
http://gappei.jp/

時計回りに大津市高島市長浜市米原市となるわけです。

合併前には今津町高月町虎姫町山東町などで仕事をしていたので
なんだか寂しい気もします。


合併した自治体であまりよいお話を聞いたことはありませんが、
時代の流れにとやかく言っても仕方ないので、ここはひとつ前向きに考えようと。

平成17年に虎姫駅でのテナントミックス事業をお手伝いした時に
当時虎姫町商工会のスタッフだった方からお声がけ頂きました。
現在はびわ町商工会スタッフをされていて、何か仕掛けようとの企みです。


話はそれますが、滋賀県の商工会は人事権が県で一本化されているため、
商工会の職員は滋賀県内で頻繁に異動があります。

また、湖北には、各町に商工会がありますが平成23年には商工会も湖北一本に
合併する予定とのこと。

人が動けば、まちも動く可能性が出てくるものなので、人事権一本化も
悪くはないかもしれません。当事者は大変でしょうが・・・・


さて、びわ町ですが、所謂農村漁村地域で、特に中心となる市街地はありません。
町域すべて市街化調整区域とのことで、土地はあっても簡単には住宅が建てられません。
そのため若い人は流出傾向にあるとのことです。


産直市場を農業者が一生懸命されています。
商工会として商工業者との連携を考えていきたいということでした。


工業として関係しそうなのはユーハイム
ディズニーリゾートに出荷しているそうです。


また、琵琶湖沿いに滋賀県が建てたスポーツ施設や保養施設があり、
十分には活用されていません。


琵琶湖には浜も小さな港もあるので、何か活用できるかもしれません。
有名な竹生島もびわ町に属しています。


合併による弊害は色々あると思いますが、その地域のことだけを考える組織が
無くなってしまうことが大きな問題である思っています。


ある一定の地域で、その地域で活動する人が情報共有できる場所や、
総合的に見渡す場所、何かを仕掛けていく組織が必要になると考えています。


まずは、関係者が情報共有をする場づくりから。
一歩一歩進めていきます。