(仮称)歴史的市街地再生プログラムを考える1
まちなかの再生、とくに小さなまちの再生手法をパッケージ化できないか。
アメリカのメインストリートプログラムのように、全米に広がるほどの仕組みづくり
をしていくことで、全国各地でこの手法を活用してくれないかと思います。
少しずつ構築していこうと考えています。
そのための6つのツール。
1.まちなみ形成と歴史的建造物保存
2.空き地、空き家バンク
3.起業家発掘のための手づくり市、起業塾
4.小規模分散型テナントミックス
5.コミュニティガーデン
6.MAP&情報誌&WEB統合プロモーション
実施のための組織。
1.各アクターが情報共有していくためのプラットフォーム組織
2.リーディングプロジェクトを実施していくためのまちづくり会社
組織、各アクターとツールの関係。
・住民組織や自治組織(まちづくり協議会、自治協議会など)
コミュニティガーデン、空き地・空き家バンク、手づくり市
・まちづくり会社
テナントミックス、空き地・空き家バンク、起業塾、手づくり市
・商店街、商業者、商業団体(会議所、商工会など)
起業塾、手づくり市、MAP&情報誌&WEB統合プロモーション
・観光関連団体(観光協会など)
MAP&情報誌&WEB統合プロモーション
・農業者
テナントミックス
・行政
まちなみ形成と歴史的建造物保存(支援制度確立、街なみ環境整備事業等)
長野の小布施や滋賀県の長浜、由布院などの取り組みを参考にしつつ、
各地で実績もあがりつつります。
滋賀県大津市では、バンク、手づくり市、テナントミックスをすでに行っていますし、三重県伊賀市でも同様に、バンク、手づくり市・起業塾、テナントミックスを進めています。
大阪府富田林市では、伝統的重要建造物群保存地区と街なみ環境整備事業を組み合わせ、まちなみ形成に長年取り組み、ここ最近は、コーポラティブ手法による住宅整備やテナントミックスを実施しています。
大阪府枚方市では、まちなみ形成、コミュニティガーデン、バンク、手づくり市に取り組み、特に手づくり市はすばらしい成果を上げ、毎月120ブースが出店、テナントミックスについても大阪府のミュージアム構想認定を受け、市の独自制度を構築中です。
まだまだ、完成形はどれもありませんが、それぞれ、6つのツールをうまく組み合わせ、実践して成果を出していることが、単なる机上の議論ではなく、実績を伴った仕組みの組み立てができます。
もちろん、地域の人が立ち上がり、どんな人が関わるかが重要なポイントです。
とりあえずここまで。