大津百町

大津市中心市街地活性化のお手伝いをしています。


江戸時代、東海道53次の53番目の宿場町であり、琵琶湖の港町であった大津は、
100の町があったということで「大津百町」と呼ばれる地域です。


町名は今でもしっかり受け継がれていて、住所表示は変わりましたが、
地域の人は昔ながらの町名で呼び合います。


金沢のように住所表示を昔の町名に戻そう!という取り組みも
少しずつですが進んでいます。まずは旧町名表示の看板から。



去年はその一環で、100個の町名と「百」の文字をデザインしてのぼりをデザインし、
枚方で立ち上げた手づくり市である「くらわんか五六市」をモデルに始めた「大津百町市」で使われました。
去年の12月6日に本格実施をして、第2回は2月11日に開催されます。


のぼりはなかなか好評でまちなかの色々なイベントでも使われているようで嬉しい限りです。



大津との関わりは、はじめは東海道を中心とするまちなみ形成でした。


そこから中心市街地活性化法に基づいて基本計画を作成する業務を受け、
いまは事業の具体化に取り組んでいます。


全国の認定都市では珍しいくらい、まじめに地元の民間事業者を巻き込んで
活性化事業を進めています。


今年は春、琵琶湖沿いに4店舗のオープンカフェができて、
夏から冬にかけて駅前商店街のファサード整備が行われ、
来年は昭和9年に建築された公会堂を改修した商業施設がオープンする予定です。


それぞれ経済産業省の戦略補助金を活用して、民間事業者が実施します。


小さくても地道に地元の力を結集して事業を積み重ねていきたいと思います。